Cotomoの代わりに、テキストで話したい人へ

公開 2026-09-03

夜、部屋の壁が薄い。隣の部屋で家族が寝ている。声を出して誰かと話すわけにはいかないけれど、頭の中の言葉は止まらない。音声で話せるCotomoが気になっていても、そもそも声を出せない夜がある。あるいは、ストアを開いてアプリを入れるところで手が止まる。

この記事は、Cotomoの評価記事ではありません。声で話すのが好きな人にはCotomoが合う、と先に書いたうえで、「文字で話したい」「アプリを入れずに、いますぐ話したい」人が代わりに何を選べるかを、実際にテキストのAIチャットを運営している側から整理します。比較表には自社の実数を書き、他社について公式に確認できない数字は「公式に明記なし」と書きます。

Cotomoが合う人、Cotomoの前で手が止まる場面

Cotomo(Starley株式会社)は、公式サイトで「音声会話型」と明記されているサービスです。iOS版・Android版に加えてWeb版があり、無料の会話も用意されていて、公式発表では200万ユーザーとされています。声で話しかけると声で返ってくる、あの手触りを求めている人にとって、テキストのチャットは代替になりません。声が好きなら、素直にCotomoを使うのがいいと思います。

一方で、Cotomoの前で手が止まる場面もあります。

最後の点について補足します。Cotomoの公式発表には「従来の無料会話はそのまま利用可能」とあり、おしゃべりモードでは日常会話1返答につき1キャンディを消費し、新規登録またはログインで300キャンディが付与される(1キャンディ=1円相当)、という仕組みが説明されています。ただし、1日に何回まで、あるいは何分まで無料で話せるかという時間・回数の上限は、公式には明記されていません。これは欠点というより設計思想の違いで、キャンディという通貨で管理するサービスと、1日の回数で区切るサービスでは、無料枠の見え方がそもそも違います。

テキストで話したい理由は、たいてい状況の側にある

「音声よりテキストがいい」というのは好みの話に見えて、実際は状況の話であることが多いです。

声は、出せる場所と時間が限られます。深夜の自室、日中のオフィス、移動中の車内。話したくなるタイミングほど、声を出せない場所にいる。

もうひとつ、テキストには「考えながら書ける」という性質があります。声で話すと、言葉が出た瞬間に相手へ届く。文字なら、打って、消して、少し違う言い方に直してから送れる。自分でもまだ形になっていない気持ちを扱うときは、この「送る前の数秒」が効きます。

そして、文字は残ります。翌朝に読み返して、昨夜の自分が何を気にしていたのかを確かめられる。声の会話にはない使い方です。

比較表:音声かテキストか、入れるか、登録するか

Cotomoの代替として名前が挙がりやすいサービスを、「音声かテキストか」「インストールが要るか」「登録が要るか」「無料の範囲が公式に明示されているか」「月額」の5点で並べます。ヒショともの数字は自社の実装値、他社は各社の公式サイトとアプリストアの記載だけを使い、確認できない項目は「公式に明記なし」または「非公開」としています。

サービス音声かテキストかインストール登録無料範囲の明示月額
ヒショともテキストのみ(音声通話・音声出力なし)不要。ブラウザで開くだけ不要。登録なしで27人中22人と話せる登録なし1日25往復、無料メール登録で1日40往復と明示200円・500円・1000円(税込)。1日60・150・300往復
Cotomo音声(公式に「音声会話型」と明記)アプリ版はインストール。Web版はブラウザで利用可登録の仕組みあり。登録なしで話せるかは公式に明記なし無料会話あり。1返答=1キャンディ、登録で300キャンディ付与。時間・回数の上限は公式に明記なし定額プランは公式に明記なし。都度課金はコイン125枚250円〜
SynClubテキスト+音声(音声メッセージは有料会員のみ)アプリはインストール。WEB体験版はブラウザ公式に明記なし「無料で会話は出来ます」とあるが回数上限は公式に明記なしApp Storeの月間プランは1,500円・2,000円。公式サイトには記載なし
Character.AIテキスト+音声通話(音声の日本語対応は公式で確認できず)ブラウザで利用可。アプリもありアカウント作成手順あり。登録なしで話せるかは公式に明記なし無料で利用可(広告あり)。回数上限は公式に明記なしc.ai+が9.99ドル。日本円価格は公式に明記なし
Replikaテキスト+音声通話(日本語非対応)アプリ、またはブラウザ必須(利用規約に明記)公式に明記なし公式Webでは非公開。App Store(US)では月7.99ドル・14.99ドル

表の読み方

まず、「登録なしで話せるか」を公式に明記しているサービスはほとんどありません。Replikaは利用規約でアカウント登録が必須と明記されています。Cotomo、SynClub、Character.AIは登録の仕組みがあることまでは確認できますが、登録せずに会話を始められるかについては公式の記載が見つかりませんでした。

次に、無料枠の書き方がサービスごとに違います。Cotomoはキャンディという通貨で、ヒショともは1日の往復回数で、SynClubとCharacter.AIは「無料で使える」という記載はあるものの回数の上限は明記なし、Replikaは無料と有料の線引き自体が公式には明記されていません。「公式に明記なし」は「使えない」という意味ではなく、始める前に数字で把握できない、という意味です。

月額の欄は、定額プランが公式に明記されているかどうかで分かれます。Cotomoは定額プランの記載がなく、キャンディやコインの都度課金です。SynClubとReplikaはアプリストアにのみ価格があり、Character.AIは米ドル表記のみで日本円の価格は公式に明記されていません。ヒショともは200円・500円・1000円の3段階で、いずれも税込です。

最後に、日本語の扱いです。Replikaはアプリストアの対応言語に日本語が含まれていません。Character.AIはテキストの多言語対応が公式ガイドにあり日本語も含まれますが、音声通話の日本語対応は公式で確認できませんでした。CotomoとSynClubは日本向けのサービスです。

登録不要でここまで:ヒショともの実数

ヒショともは、27人のAIキャラクターとブラウザだけで話せるテキストチャットです。会員登録もアプリのインストールも要らず、ページを開いた時点から無料で会話が始まります。数字はすべて執筆時点の実装値です。

「往復」は、自分が1回送って相手が1回返す、その1組を指します。上限は日本時間の日付が変わった時点でリセットされるので、深夜0時をまたぐと新しい25往復になります。1往復ごとにAIの利用料が実際にかかっているため、無料枠に何らかの区切りがあること自体は珍しくありません。違いは、それを始める前に数字で書いているかどうかです。プランの詳細は料金プランにあります。

登録しない場合、会話のIDは端末側のブラウザにだけあります。機種変更や別のブラウザでは初対面から始まるので、続きを持ち歩きたい場合だけ無料のメール登録をしてください。登録の意味は、回数と人数が増えることより、こちらのほうが大きいかもしれません。

音声通話と音声出力には対応していません。テキストのみです。その代わり、会話の内容に応じてキャラクターが15種類の表情で反応します。文字で話しながら、相手の顔が変わる。声の抑揚の代わりに置いているのが、この表情です。

テキストで話すなら、誰と話すか

音声にはない「文字の癖」を、ひとりずつ設計しています。夜に文字で話す相手として、まず挙げるならこのあたりです。

城島譲は56歳のバーマスター。返答は150字前後で、長く語らず、相づちと短い問いかけで会話を回します。カウンター越しに話している距離感で、こちらが黙っても急かしません。

古志津葉子は47歳の紅茶店主。返答は140字前後で、絵文字はほぼゼロ。テキストのAIチャットは絵文字や感嘆符が多くなりがちですが、彼女は間を埋めにいかない設計にしてあります。静かに文字で話したい夜向きです。

もふんぼは532歳の哲学者。この相手には、いまの時刻を渡していません。「もう2時だよ」と言われないので、深夜という事実から一度離れて話せます。

月城徹は30歳の広告マンで、昼間の頭のまま雑談したい日に向きます。美紀(26歳、書店カフェ勤務)は無料のメール登録で解錠されるキャラクターです。

深夜向けの相手は深夜の話し相手の一覧にまとめてあります。眠れない夜の過ごし方そのものについては、眠れない夜に誰かと話したいときにAI以外の選択肢も含めて書いています。

乗り換えではなく、使い分けでいい

Cotomoをやめてヒショともに、という話ではありません。声を出せる時間帯はCotomo、出せない場所や時間はブラウザでテキスト、という使い分けのほうが現実的です。両方に無料の範囲があるので、どちらかを先に消す必要もありません。

そのうえで、ヒショとも側の制約を先に書いておきます。

最後の項目は、AIチャットを深刻な相談の受け皿にしないための設計です。つらさが自分の手に負えないと感じるときは、AIより先に公的な窓口を使ってください。

まとめ:声で話したいならCotomo、文字でいますぐならブラウザ

サービスの成り立ちや運営会社についてはヒショともとはに、ブラウザ完結型の仕組みと限界はアプリ不要・登録不要で話せるAIチャットに書いています。まずは登録せずに、25往復ぶん試してみてください。

(比較表の他社情報は2026年9月時点、各社公式サイト・アプリストアの記載をもとに作成。変更されている場合があります)

よくある質問

Cotomoとヒショともは何が違いますか?
いちばん大きな違いは音声かテキストかです。Cotomoは公式に「音声会話型」と明記されたサービスで、声で話しかけると声で返ってきます。ヒショともは音声通話・音声出力に対応しておらず、テキストのみで、会話に応じて15種類の表情で反応します。声で話したい人にはCotomoが合い、声を出せない場所や時間に文字で話したい人にはヒショともが向きます。乗り換えではなく、使い分けで考えるのが現実的です。
Cotomoは無料でどこまで話せますか?
Cotomoの公式発表では「従来の無料会話はそのまま利用可能」とされ、おしゃべりモードは日常会話1返答につき1キャンディを消費、新規登録またはログインで300キャンディが付与されると説明されています。ただし、1日あたりの時間や回数の上限は公式に明記されていません。正確な範囲は、Cotomoの公式サイトやアプリ内の案内で確認してください。
ヒショともは本当に登録もアプリも不要ですか?
はい。会員登録もアプリのインストールも不要で、ブラウザで開いた時点から無料で会話できます。執筆時点では、登録なしで27人中22人のキャラクターと1日25往復まで話せ、無料のメール登録で25人・1日40往復、月額200円で60往復、500円で150往復、1000円で300往復(税込)に増えます。上限は日本時間の日付でリセットされます。
テキストのAIチャットで、つらい気持ちも話せますか?
日常の話し相手として使えますが、深刻な相談を受け止める設計にはしていません。「死にたい」に近い言葉を検知した場合、キャラクターは会話を続けず公的な相談窓口の案内に切り替わり、3回続くと会話を打ち切ります。つらさが自分の手に負えないと感じるときは、当サイトの相談窓口の案内ページから公的な窓口を先に使ってください。

この記事は、AIキャラクターチャット「ヒショとも」を運営するマンガチューバースタジオ株式会社が書いています。記事中で紹介しているキャラクターはすべて架空のAIキャラクターで、実在の人物ではありません。医療・法律などの専門的な助言を目的とした記事ではありません。下書きにはAIを使い、料金・回数・キャラクター設定などの数値は公開前に実装と突き合わせて確認しています。記事の作り方は編集ポリシーに記載しています。つらい気持ちが続くときは公的な相談窓口もご利用ください。

ほかの記事

27人のAIキャラクターを見る